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十蘭草堂

摩耶観光ホテル―内部の調査、その三

だんだん飽きてきたので、とりあえずマヤカンは今回で最終回にしようかと思います。肝心の宿泊用の部屋はそれほど見るべきものがありません。それでもこんな感じで、
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明かり取りの窓があります。
下ってきた階段の手すりというか、横の部分には、
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ちょっとした装飾が施されています。横に写っている消火器が少し怖いですね。廃墟で消火器に近付くべからず、これは鉄則です。なんだか裏口のような所から中に入ったので、正面玄関をまだ見ていません。玄関は何処や?一旦外に出て探します。建物を回り込んでいくと出ることがで来ました。
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おそらくここだと思うのですが、斜面に面しているため、現役時代も薄暗かったのではないかな。もう一つ入り口がありまして、そっちの方がよく利用されていたのだと思います。
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こちらの方が日当たりも良さそうですからね。このアングルだと「軍艦ホテル」と称された所以がよく分かりますね。
さて、見るべきものは見た、という感じなので脱出に移ります。ただ、名残惜しいので帰る前にもう一周しました(爆)。
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屋外の階段の手すりです。なかなか素敵なデザインですね。
総括
聖地と言われるだけのことはあります。わざわざ関東から見に行った甲斐があるというものです。根岸競馬場跡の調査を失敗していますから、内部までしっかり見て回ったのは奥多摩鍾乳苑以来ですか。一年ぶりに素晴らしい物件に出会えました。摩耶観光ホテルはこれからも静かに佇んでいてほしいものです。

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  1. 2009/12/06(日) 14:54:23|
  2. 廃墟
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摩耶観光ホテル 内部の調査 その二

引き続き内部の調査を行います。前回の記事最後の写真でも分かる通り、建物自体が曲線的な外観をしているため、部屋もカーブを多用したものが見られました。
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直角に曲ってないから、部屋もこんな感じになるわけです。
風呂は共用のものがメインらしく、専用の階段を下っていくと行くことができます。ただ、大浴場と言えるほど大きくはないです。
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うむ、むしろ狭いね。…風呂の入り口の所には、洗面所があります。
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水道自体はどうってことありませんが、飾り窓が素敵です。たぶん規格品のガラスでは無理ですから特注品でしょう。細かい意匠に見るべき点が多いです。階段を上がって戻ります。
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ドアのデザインが…イイ。進んでゆくと大きな部屋に出ました。
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どうやらここは食堂だった部屋のようです。右端に仕出し口のようなものが写っているのが分かりますか知らん。裏手にはコカコーラのクーラーボックスが放置されていました。
次回は一回外に出てみましょうか。


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  1. 2009/11/29(日) 22:03:59|
  2. 廃墟
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摩耶観光ホテル 内部の調査その一

はい、前回マヤカンの全体像は示しましたので、今回から内部の捜索に移ろうと思います。
突入に用いた階段を上がってゆくと、大広間に出ます。なお、屋上は写真を見ても分かる通り、何もない、ケーブルから丸見えと云うことで上がっていません。
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聖地だのなんだのネット上では様々な呼ばれ方がされており、ちょっと眉唾だったのですが、生でこの風景を見て納得。こいつは凄い。アホ共の落書きもありましたが、正直あまり気になりませんでした。飾り窓やシャンデリア、細かい部分の作りに趣向が凝らされているのが分かります。現役だった頃の栄華が偲ばれようというものです。
とりあえず写真奥の渡り廊下に出ましょう。
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舞台の床が腐りかけていて危ないですな。下手すると踏み抜くかもしれません。んで、左手に海を望みながら前進します。ケーブルカーの方へ向かって進んでいることになるので、駅の放送が普通に聞こえてきます。少しドキドキ。
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もう少し屋根が続いていたんですかね?柱だけ立っています。朝早かったので海が綺麗でした。また、この写真の奥まで歩いていき、振り返ると渡り廊下のおおよそを把握することができます。DSC_0111 - コピー
季節が季節なので紅葉が綺麗です。それに建物自体の作りも曲線的ですね。これは内部の部屋を撮影している時にも感じました。

…なんだか写真をアップしたら、大して文章を書いたわけでもないのにえらく長くなってしまいました。続きは次回にまわします。現時点で、廃墟に関してもっとも詳細なのは「きもの星野」に関する記事ですが、今回はもう少し長くなりそうです。


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  1. 2009/11/27(金) 20:41:12|
  2. 廃墟
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挫折亭十蘭、西へ―摩耶観光ホテル外観

予告通り、旅行のことに関して書きましょう。行き先は神戸。表題は分かる人には分かるように、ウルトラセブンのパロです。一日目は大したことをしていないので省略し、二日目から始めましょう。ルミナリエがやっていないのは想定外の事態でした。orz
さて、二日目は兵庫県摩耶山中腹に位置する廃墟、摩耶観光ホテルの調査を行いました。いわゆる「マヤカン」というやつで、超有名物件。ネットで検索すれば、掃いて捨てるほど記事は出るんじゃないでしょうか。今更有名なものを紹介するのもどうかとは思うのですが、自分なりにまとめてみると云うことで、おつきあい下さいませ。
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これは摩耶ケーブル、虹の駅の展望台から撮影したもので、マヤカンの全体を捉えるには、ここから撮影するのが一番ではないでしょうか。そこそこ大きな建物なので、あまり近付くと、全体を写すことができません。なお、虹の駅からもマヤカンへ続く道があり、そこから侵入することも可能ではあるのですが、駅員に見咎められるかもしれません。あとで、男二人がここから入っていくのを目撃した時には、何も言われていませんでしたが、近年警備が厳しくなっているという情報は、駅員に注意されて、逆ギレ、トラブルなんてことがあったからかもしれません。無論、全く根拠のない憶測にすぎませんが。
とにかく、トラブルは御免なので、私は別ルートを使い、突入しました。
長くなりそうなので、今回はここまでとします。次回は内部探索編と云うことで。

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  1. 2009/11/23(月) 22:26:07|
  2. 廃墟
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恵心病院について少々

ニュース
はい、アクセスカウンタがおかしくなったのかと思いましたよ。このくそマイナーなブログに何事が起こったのかというと、原因はこれみたいですね。恵心病院、神奈川県にある病院の廃墟です。荒らされても対策がとれず、皆様お困りの様子。肝試しなどという理由でDQNの突撃対象となっているようですが、中は心霊スポットとはほど遠い状況ですよ。そのことを去年撮影した写真をもとに示そうかと思います。廃墟は廃墟であって、心霊もへったくれもありゃしない。外観の写真のみ以前アップしましたが、今回は内部まで少し突っ込んで書きましょう。あの頃はまだブログを始めたばかりで慣れていなかったですからね。写真は去年の四月一日に撮影したものです。
2008年4月1日 恵心病院跡 008 - コピー
ますは外観から。見た感じ落書きが確実に増えてきてますね。大通りから少し入ったところで撮影しています。さらに近づくと…
2008年4月1日 恵心病院跡 043 - コピー
このような感じになります。ガラスは全て破壊され、吹き抜けています。めいじや食堂やきもの星野はひどく空気が悪かったですが、ここの空気はさわやかですよ。
内部は手ひどく荒らされています。
2008年4月1日 恵心病院跡 013 - コピー
写真の真ん中よりちょっと左、黒い砂のようなものが写っているのがお分かりになるでしょうか?おそらくではありますが、放火の跡です。一階部分は不法投棄だらけで、ひどい状況だったのをよく覚えています。上の階もトイレの壁までぶち抜かれており、心霊的な雰囲気は皆無。窓からいい風が吹き抜けていました。病院っぽい空気を伝えるのはこれがせいぜいです。
2008年4月1日 病院跡 026 - コピー
ごらんの通り、今となっては廃墟としても荒れすぎで、きわめて魅力に乏しいです。廃墟ファンの皆様は行くこともないでしょう。肝試しの場所としてもあまりよろしくないような…。私も中に入っていますから、入るな、とは言いませんが、騒いだり花火やったり、ましてや放火なんてことは絶対にしないように。この状況ですから、書くだけ無駄でしょうけれども。



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  1. 2009/08/23(日) 16:42:48|
  2. 廃墟
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プロフィール

挫折亭十蘭

Author:挫折亭十蘭
文学部の書生、世を捨てて、仮想世界に庵を建てる。
芸術を愛で、読書したり、廃墟に行ってみたり。

なお、廃墟への交通手段、侵入方法等の質問に関しては、お答えできかねます。

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