最近三〇度を超える暑い日が続いています。梅雨があけたわけではないようですが、そろそろ蕎麦やうどん、焼きトウモロコシが美味しい季節ですな。今日は暑くて、堅苦しいから、少し崩した文体で書きましょう。
「腐っても鯛」なんてよく言いますが、彼ァ嘘ですな。もう三、四ヶ月たてば、秋刀魚が旬になりますが、それまでの冷凍物なんて悲惨な味がして、食えたもんじゃない。旬ってのは大切なもんです。これからしばらくは鰻なんでしょうが、最近出回ってるやつはどこのもんだか知れたもんじゃない。安くて、国産と書いてあればたいていは抗菌剤たっぷりの中国産なんでしょう。老舗に行って高いもの買うのが一番良いのでしょうが、安物とは数倍値が違うからなかなか手が出せなくなる。贅沢な魚なんですよね、鰻ってのは。鰻肝なんかはそこら辺の焼き鳥のレバーなんかよりずっと美味いんですが、今年は難儀しそうですな。阿呆どもが奉ずる拝金主義のために、今年もみんな馬鹿を見る、なんと進歩のない食品業界だこと。
あと、蕎麦や、うどんに似た夏のお菓子と言えば、やはり葛切りでしょうか。葛は寒天やゼラチンでは作れない独特の食感がありますからな。茹でたのを氷で一気に冷やして、蜜をかけて食うときの旨さと言ったら。
結局料理って季節感が大切なんだと思います。外国で食事があまり美味しくないのは、その国の四季の変化が乏しいのか、変化を生かせてないかのどっちかなんでしょう。まあ、単におおざっぱなだけかも知れませんが。でも、年がら年中同じ品目の料理を出されたらやっぱり凹みますよね。外で食事をするときもそういう観点から店を選びたいものです。
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テーマ:美味しいもの - ジャンル:グルメ
- 2008/07/14(月) 19:09:24|
- 食事
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