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十蘭草堂

ギリシア悲劇は財布の悲劇

五月ももう末ですね。五月に完結した岩波の「ギリシア悲劇全集」について語ります。高三から浪人にかけて買い続け、ようやく、本当にやっと完結です。内容はというと…
アイキュロス二冊
ソフォクレス二冊
エウリピデース五冊
断片集四冊
別巻ギリシア悲劇案内一冊
大体一冊四五〇〇円から五〇〇〇円くらいの値段です。ぜーーーんぶ新品で買いました。最初のうちはよかったものの、後半になるとわずか数行の断片が延々と続くような状態となり、買うのが苦痛でした。研究者でもない限り、断片集は必要ないでしょうね、全巻予約出版だから仕方ないのですが。買っていた当時は受験勉強に忙しく、まだほとんど手つかずの状態です。二〇〇〇年以上の時を超えて残っている物ですから、きっと面白いのでしょう。というか面白くないと困ります。
自治体や大学の図書館ならまだしも、高校、浪人生風情にはおよそ似つかわしくない本ですね。並べるとけっこう迫力があります。
せっかく買ったのだから、きちんと読もうとは思っています。しかし、文庫本と違って携帯には不便ですね…。電車の中が一番の読書時間なので、何とかしなければなりませんが、いったいどうしたもんですかね…。いろいろな意味で悲劇の買い物でした。まあ、後悔は…後悔はしてないんでしょう、きっと。
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テーマ:思ったこと・感じたこと - ジャンル:日記

  1. 2008/05/30(金) 22:43:48|
  2. 文学
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プロフィール

挫折亭十蘭

Author:挫折亭十蘭
文学部の書生、世を捨てて、仮想世界に庵を建てる。
芸術を愛で、読書したり、廃墟に行ってみたり。

なお、廃墟への交通手段、侵入方法等の質問に関しては、お答えできかねます。

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