昭和シリーズ最終作です。打ち切りも現場に伝えられていたのでしょう。前作以上に気合いの入った出来となっています。監督は本多猪四郎。前作とどちらが好きかと問われればこちら。ただ、クライマックス直前のお涙ちょうだい描写は嫌いです。
優れた頭脳を持っていたがゆえに世間から追放され、復讐の機会をうかがっていた科学者とそれを侵略に利用する宇宙人。今回はゴジラVSメカゴジラ、チタノザウルスの組み合わせです。チタノザウルスが超マイナーです。長い首が据わらなくて撮影が大変だったみたいなので、忘れないでやってぇ。
以前ほどではないものの、ミニチュアを破壊していますし、光線の描写も綺麗です。シナリオも見ている限りでは特に問題なさそうです。うまくまとまっているのではないでしょうか。
が、この作品は人間ドラマが中心で怪獣は存在感が薄いです。チタノザウルスが目立っているせいかもしれませんが。黄昏時の海に消えていくゴジラの後ろ姿は名場面の一つだと思いますよ。一つの時代が終わったわけですね。書いてるうちにまとまりがつかなくなってきました…。ここまでとしましょう。
今年の十蘭草堂の記事はこれにておしまいであります。何とか昭和シリーズまで消化できました。では皆様良いお年を。
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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画
- 2008/12/31(水) 19:40:38|
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