平成VSシリーズの源流となった作品です。おそらくこの作品がそこそこヒットしたのでシリーズ化が図られたのでしょう。前回書いた八四年版のゴジラはシナリオが随所で崩壊しているなど数々の不満がありましたが、今回はあまりそういうことはなかったですね。準備に五年ほどかかったらしいです。前作は付け焼き刃だったのでしょうか?
今回は遺伝子工学がストーリーに絡んできます。ゴジラの細胞を利用しようとするオイルマネー大国や、アメリカ、企業の陰謀が渦巻きます。ゴジラの核に対する耐性を利用した抗核バクテリアを作るわけです。核兵器が無力化できることになるのでどの国も血眼になるわけです。ところが当のバクテリアの開発に関わった科学者が、ゴジラ細胞とバラを組み合わせた合成生物を勝手に作ってしまいます。こういう重大な懸案をひとりに任せてはいかんですな。そうして生れたのがビオランテ、ゴジラ細胞を持った植物怪獣といった感じですね。
この作品の大幅な+ポイントはビオランテの描写。暗く湿った感じで描かれているので嘘くさくないですね。また、特撮面に関しても前回は破壊シーンが少なかった気がしましたが今回は心ゆくまで楽しんだという感じです。一方マイナスとなったのは性懲りもなく出てきたスーパーX2。翼がないため円盤みたいで格好悪いです。熱戦を反射する鏡などを使いそれなりに活躍するのですが、結局ゴジラの熱戦にやられて玉砕。前作に引き続いた世界観になっているにもかかわらず、カドミウム弾を使わないです。反射鏡が壊れた時点で通常兵器しか残っていないとは…。あと、ゴジラの鼻面付近に肉がつきすぎていて何となく不細工に見えてしまっています。
平成シリーズはまだ先がありますから何とも言い難いですが、少なくとも前作よりはレベルの高い作品となっています。平成シリーズではこの作品に対する評価が高いのも頷ける話であります。
テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画
- 2009/01/11(日) 20:09:25|
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